
現在、日本女性の約1割が25p以上のモデル(クイーン)サイズの足であると言われています。
ところが、25p以上の靴を取扱うショップは極端に少なく、不満の声も数多く耳にします。
「eclatant」とはフランス語で“輝かしい”“鮮やかな”という意味を持ちます。その名の通り、履く人に彩りを与え、気持ちも足元もパッと輝くようなシューズがあったらいいなという思いのもとに、25p以上のモデルサイズ専門のオンラインセレクトショップを開店致しました。
「あったらいいな」と思える靴を探して…
ただ、やみくもに大きなサイズの靴を集めるのではなく、選ぶのが楽しくなるようなそんな品揃えを目指して、日本全国のメーカー・問屋・工場から靴の専門学校まで自らの足をつかって探し歩きました。しかし、デザイン・クオリティ・値段と全て理想にかなった靴にはそう簡単には出会うことができません。
『このままではお店のオープンも危うい、、、でもここで妥協したら何の意味もなくなってしまう』
半ば、あきらめかけたその時に、一筋の光が差し込みました。
強力なパートナーK氏との出会い
そんな折、ある人物の紹介で心強いパートナーと出会うことになります。
某有名百貨店のバイヤーを経験後、靴のデザインを学びにイタリアへ渡り、その類稀なるセンスと仕事ぶりを高く評価され、帰国後には自らの店舗を構えるという夢を実現させたK氏。商品の企画・開発のオファーも多く、その作品のクオリティの高さが評判を呼んでいた彼のもとに通い、私たちの靴に対する想いを伝えました。すると、K氏は賛同し、快くパートナーとしての協力を引き受けてくれました。
オリジナルシューズの製作開始
「本当に欲しいと思える靴がないならつくってしまえばいい」
というK氏の言葉に後押しされ、ついにエクラタンオリジナルシューズの製作を検討することに。とは言え、靴づくりに関しては素人同然のエクラタンスタッフ陣。『コストがどれだけかかるのか』『期間はどれくらいで出来るのか』『何と何を最初に決めなくてはならないのか』等々、分からないことだらけ。K氏との打合せを重ねるも、どうしても頭でっかちになってしまいなかなか先に進みません。そんな私たちを見てK氏からこんなアドバイスが。
「大切なのは自分が楽しみながら本当に欲しいと思う靴をつくることです」

そこで、まずつくりたい靴のイメージから、デザイン画をおこす作業に入ります。左はその際に製作したデザイン画のほんの一部。こうやってまずは平面でかたちにしてイメージをどんどん膨らませていきます。オリジナル作品第一弾のテーマは“クラシカル”
デザイン画に修正を重ね決まったイメージは、シーズンのトレンドと自分たちの直感から『クラシカル』をテーマにした2タイプ。これでオリジナルのラスト(木型)の製作に入ります。
ラストが決定したら、次は素材や色を詰めていきます。今回、ストラップシューズの場合最初からエナメルを使うことは決まっていたのですが、エナメルだけでも数え切れないほどの種類があり、それぞれ微妙に色味や質感が異なってきます。膨大な量のファイルを前に試行錯誤すること数時間やっと全ての色と素材が決定しました。
さらにヒールに使用する素材や中敷の色、靴底の素材や色までも指定をして、2週間後のラフサンプルアップを待ちます。
2週間後……、ラフサンプルがあがらない。
2週間後、予定日を過ぎてもラフサンプルはあがってきません。実は、最初に発注していた浅草の工場でどうしてもトゥのラウンド感がうまくだせずに、K氏が急遽工場を変更、神戸まで行きトゥの丸みを理想どおりにつくれる工場に発注しなおしてくれていたのです。
そうして、予定より10日ほど過ぎた頃、待ちに待ったラフサンプルが登場。とことんこだわったトゥは理想どおりの仕上がり。ストラップシューズはエナメルのカラーも想像通りで◎。今回間に合わなかったヒール部分(スタックヒールに指定)とボタンの変更(くるみボタンに指定)をする程度で済みそう。もちろん、フィッティングモデルさんに実際に靴を履いてもらって履き心地など機能面もチェックします。
もう一足はカラーのコンビが命なのですが、ラフサンプルを見ても、どうもしっくりきません。ここで再度カラーの選びなおし。今度失敗したら、商品の仕上がりに影響がでてしまいます。緊迫した雰囲気の中、「ああでもない」「こうでもない」と真剣にカラー選びを進めます。左の写真の通り、当初3色づかいでの展開を考えていたのですが、そうしてしまうと統一感がなくなってしまいます。おもいきってヌバックと革の素材それぞれ1色ずつの2色コンビに変更し、慎重にカラーを選びなおします。
そして、ついにエクラタンオリジナル商品第一弾の誕生です




ラフサンプルアップから約二ヵ月。待ちに待った製品サンプルがアップしてきました。心配していたコンビシューズの色合いも今度はバッチリ。ヒールと本体との相性も細部の装飾も期待以上に良い感じでスタッフ一同大満足。本当に嬉しい瞬間でした。
自信を持ってお送りできる商品をつくり続けるために
こうして私たちの靴作りが始まり、エクラタン-表参道が誕生いたしました。まだまだ歩き始めたばかりですが、「本当に作りたいものを本気で作る」この精神だけは忘れることなく持ち続けていたいと思っています。現在の靴の購入に不満を抱えている方たちの少しでもお役に立てれば幸いです。











